試験やレポート提出もほぼ終わり（法学部の皆さま、引き続きご苦労様です）、ほっと一息といったところでしょうか？

今、来年度向けに新しい英語アプリを物色しているところですが、以下の製品を試してみました。

１．Speak Buddy
BUSUUを受講中の学生からの情報を基に、試してみました。最初にPlacement Testがあり、怠い初歩講座を通らなくていい点、個人的に名前で呼びかけられる点は、いいですね。ただ、発音の採点がかなり甘いように感じました。上級だけ試したので、他のクラスはどうかわかりませんが、最初は、準備された答えを会話の形で読み上げていくので少々退屈ですが、答えの一部を自分で補足作文したり、自分で１から創作するのは、結構面白かったです。文章も、教員の発音も正確できちんとしており、どこに出しても恥ずかしくない表現です。コンテンツには種々のテーマの中、マンスリーで時事テーマを扱っており、新しい語彙を身に付けるのに有効です（８月は、コロナワクチンやオリンピック）残念ながら１週間のお試しコースしかなく、無料での使用は続けられません。来年度導入を検討してみたいと思います（多少お値段が張りますが）。

２．Cake  
在米韓国人が作った非常にカジュアルなアプリです。YouTubeに紹介されたTV映画などからの英語学習画像教材をベースにしており、主として英語のフレーズを覚えられるように作られています。編集はあまり丁寧ではなく、文の頭出し音声が欠けているものも珍しくありません。しかし、皆さんが受験英語で絶対覚えなかったような、「がめつい」「我慢できない」「調子に乗っている」「頑張って」といったネイティブ独特の表現がテーマごとに複数出てきます。中/上級では文法を英語で説明しているビデオもあるので、すでに文法はよくご存じの皆さんでも新鮮に感じるかもしれません。日本の辞書には載っていない、ごくフツウの日常会話表現に、目からウロコ状態が続きます。ただ、これはごく親しい友人同士との会話にだけ使った方が無難です。日本語に置き換えると、「ムズイ」「ハズイ」「ヤバイ」レベルのクダけたものも含まれており、これらを多用すると、誤った社会階級への所属を疑われてしまう可能性があります。ある程度フォーマルな英語はもうできて、親しくなったアメリカ人ともっと距離感を縮めたい、相手の無礼な言い方を知っておきたい（わかりたい）向きには、補充的によい勉強になるでしょう。カテゴリーには、テーマ別やイギリス英語も含まれています。いつも堅苦しい教科書英語を使っているあなたが、急にこのようなくだけた表現を使うと、キャラが崩壊する可能性大！夏休みの余興にいかがでしょう？できる内容はかなり限定されますが、無料コースもあります。

どちらも割とナチュラルスピードなので、耳慣れさせるにはいいです。まだ３日しか使っておらず、バグはよくわかりませんが、AIですから、発音の採点はそれなりに大雑把です。

コロナ感染の急速拡大で自宅に留まる時間がまた増えそうです。このアプリで暇つぶしも悪くありません。Have a little fun!

p.s.  来週は、日経のLissNを試す予定です。