今、BUSUUとELSAの２次募集が始まっています。
　
BUSUUでは、英語が簡単すぎるという意見がかなりあります。確かに、普通課程の文法に関しては間違いなく易しすぎます。よって、英語では特別課程のNY TimesやThe Economist、易しい英語でも話せない向きにはLondon Centralなど、実践に近い教材をお勧めしています。また逆に、初修外国語では難しすぎるという意見もあります。何の基礎知識なしにトライするのはかなりハードルが高いでしょう。アラビア語や中国語でいきなり読め、と言われても無理ですよね。ここは、主として大学の授業などですでに学んだ文法を復習しながら、より音声になれるという目標を掲げる方にお勧めしています。発音は、自分で３回くらい発声することに意義があり、評価はあまりあてになりません。いずれにしろ、大学の成績を上げるためではなく、実践能力をつけるための勉強に適した教材です。また、BUSUUを学ぶ世界中の人たちとの交流も、上手に使えば有益です。なぜなら生きた交流が体験できるからです。すなわち、ふつう日本人が予想しない反応が返ってきたり、相手が積極的過ぎて「軒を貸したら母屋を取られた」体験をするなど、不慣れさを利用されてしまったり、また疑心暗鬼から心を開けないために交流がとどまってしまったり、と留学でもよくあるミスをここで疑似体験できるからです。個人メールアドレスなどは絶対知らせずに、BUSUUの中だけで交流するなら、特に危険はありません。また、変な利用者がいたら、BUSUUに届け出ることもできます。時々変な日本語が混じっており、気になる方は、使用言語を英語にして学習する方法もありますよ！(一石二鳥）
ELSAは、発音矯正のAIを搭載したアプリです。ただ、お勧めの子音や母音練習だけでは味気ないので、Explore（Compass）で様々なテーマの会話練習をしたり、ぺンシルバニア大学の講座を受講するのもいい練習になります。

短期留学すらままならない時期だけに、こうした利点をよく理解して積極的に取り組んでみてください。では、不純な天気＋コロナ禍でモチベーションが下がりがちですが、元気に自習をお続けください。

p.s　なお、日経のLISSNですが、毎日３~５の記事が英訳されていて、読み上げられるのを聞く(和/英で読む）だけのシンプルなプログラムでした(英語塾は、説明が長く、自分の知りたいことだけ効率よく勉強するには向きません）。知らないフレーズなどを自分の単語帳にして、経済記事の内容理解と英語表現が一緒に勉強できますが、ちょっと味気なさが残り、一か月続けられるか微妙です。