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理学研究科・森和俊先生インタビュー

「最後はプレゼン勝負」


インタビューに応えてくださった方々の所属情報(学年、学科、職位など)はすべてインタビュー時のものです。


総合人間学部(人間・環境学研究科)

森江建斗さん(院生)[概要][文字起こし] 北川裕貴さん(院生)[概要][文字起こし

文学部(文学研究科)

杉村文さん(院生)  [概要] [文字起こし] 南谷奉良先生(准教授) [概要][文字起こし

教育学部(教育学研究科)

藤本大士さん(学振PD) [概要] [文字起こし]  安藤幸先生(講師)[概要][文字起こし

法学部(法学研究科)

準備中

経済学部(経済学研究科)

黒澤隆文先生(教授) [概要][文字起こし

理学部(理学研究科)

カレル・シュワドレンカ先生(准教授)[概要] [文字起こし] 瀧川佳孝さん(学部生) [概要]  [文字起こし] 柳島大輝先生 (助教) [概要] [文字起こし] 安留健嗣さん(院生) [概要] [文字起こし] 森和俊先生(教授)[概要][ビデオ]  村山陽奈子さん(院生)[概要][文字起こし

医学部(医学研究科)

寺前美生さん(院生) [概要][文字起こし

薬学部(薬学研究科)

古田晴香さん(院生)[概要][文字起こし

工学部(工学研究科)

立山結衣さん(学部生) [概要][文字起こし] 小見山陽介先生(講師)[概要] [文字起こし] 本多充先生(教授) [概要][文字起こし]  米田奈生さん(院生) [概要][文字起こし]  飛田美和さん(院生)[概要][文字起こし

農学部(農学研究科)

A.K.さん(院生)[概要][文字起こし

その他

管紋萁さん・金綾美さん(「きずな」) [概要] [文字起こし

管紋萁さん・金綾美さん(留学ラウンジ「きずな」チューター) (2023年11月28日に日本語でインタビューを実施:約8,300文字)

「言語交換は、学びたい言語がある学生同士が、自分の得意な言語を相手に教え合う制度です」

管さん(人間・環境学研究科M2)と金さん(教育学研究科M1)は、本学の留学生ラウンジ「きずな」でチューターをしています。「きずな」では、学びたい言語がある学生同士が、自分の得意な言語を相手に教え合う言語交換を行うだけでなく、留学についての相談や、言語学習のための教材や本の貸出も行っています。インタビューでは日本人学生にはあまり知られていない「きずな」についてお話を伺いました。加えてお二人から日本語や英語や他の外国語の身につけ方についての話も聞きました。管さん(中国出身)は、複数の言語を学べば意外にそれらの間の共通性が見つかると語ります。他方、金さん(韓国出身)は新しい言葉を知ることで思考や世界観が変わることを強調し、英語学習もそれ自体を目的とせずに「楽しかったらやる」ぐらいでいいのではないかと提言します。マルチリンガルのお二人から外国語への接し方のさまざまなアプローチを学んでください。またこれをきっかけにぜひ「きずな」をご利用ください。

(2023年11月28日に日本語でインタビューを実施)

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寺前美生さん(医学研究科・専門職学位課程2回生)(2023年12月7日に日本語でインタビューを実施:約8,300文字)

「京都大学という、手を挙げたら割と何でもやらせてもらえるような環境にいることを大事に思ってほしいです」

医学研究科社会健康医学系専攻で公衆衛生学を学ぶ寺前美生さんは、ただ待っているだけではチャンスは得られないと考えています。「やりたいと思ったらやる」「駄目でもともと」の精神で、Kingfisher Global Leadership Programに応募し、渡米しました。寺前さんは、そこで素晴らしい人々に出会い、自分を高めたいという思いを強くしました。さらに寺前さんは英語学習とは、自分がやりたい専門の学びを深めるための手段であり、英語資格試験対策などを目的にしてしまうべきではないとも考えています。英語を通じて専門の学びを追求し、それに応じて必要となる教養の幅も英語を通じて広げる努力を寺前さんは続けています。皆さんも寺前さんの話を読んで、皆さんの京都大学での可能性を開花させてください。

(2023年12月7日に日本語でインタビューを実施)

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杉村文さん(文学研究科・修士課程2回生)(2023年7月24日に日本語でインタビューを実施:約13,000文字)

「むしろ少人数のILASセミナーE2などに出た方が、英語を話す心理的なプレッシャーが少ないと思います」

フランスを中心とした現代史の研究をしている杉村さんは、中高時代に、民間の英語学校と独学を中心にして英語を学びました。大学の教養課程では、外国語としてドイツ語とフランス語を選択し、その他の必修単位はすべてE2科目を履修したそうです。E2科目は、課題がそれなりに出るものの、課題を基に英語でディスカッションしたりするので、授業に出席する意義を大きく感じたと言います。そんな杉村さんも英語で発言することに慣れるには半年程度かかりました。ILASセミナーなどの少人数授業では、講師もクラスメートも発言に慣れていない人に配慮してくれるのでありがたかったとも述懐します。1~2回生なら特に失敗が許される年齢なので自分が面白いと思う分野のE2科目にチャレンジしてほしいし、上級回生になれば、専門知識が積み上がってくるのでE2科目をより楽しめるとも杉村さんは言います。多方面に活躍している杉村さんのお話をどうぞお楽しみください。

(2023/07/24に日本語でインタビューを実施)

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カレル・シュワドレンカ先生(理学研究科・准教授)(2023/03/27に日本語でインタビューを実施:約9,500文字)

「E2 科目は自分の心を広げる機会だと思います」

シュワドレンカ先生は、チェコと日本で数学を学び、現在は理学研究科の数学・数理解析専攻相関数理講座で研究と教育の活動に従事しています。教育活動には、日本語での講義の他に、英語での講義(E2科目も含む)があります。インタビューではシュワドレンカ先生がどのように日本語や英語といった外国語を習得したか、そして今どのようにE2科目などの英語での講義を行っているかを中心に尋ねました。シュワドレンカ先生が母語のチェコ語の世界から飛び出したのは、言語が好きという自然な感情から始まっています。日本語は、他の言語と文法のルールがとりわけ異なっているから興味をいだき日本へ留学するに至ったそうです。また、E2科目などについては「外国語が困難なのは当たり前」ということを自覚して、外国語で何かを学びコミュニケーションを取ることを「自分の心を広げる機会」と考えることを勧めます。ぜひシュワドレンカ先生のメッセージを読んでください。

(2023/03/27に日本語でインタビューを実施)

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立山結衣さん(工学部・2回生)(2022/10/24に日本語でインタビューを実施:約10,500文字)

「もし周りが「英語なんて自分には無理」という人たちばかりでしたら、自分だけ英語に力を入れることも避けていたかもしれません」

立山さんは、特別な留学経験などなしに日本の高校の授業と自主的な勉強で、大学入学時のTOEFL ITPで607点を取るまでの実力をつけていました。しかし、TOEFLのリスニングスピードには衝撃を受け、もっと生の英語に触れる必要を感じます。大学のサマープログラムや英会話テーブルに参加し、E科目も受講しました。立山さんは先輩や仲間から刺激を受けて学び続けます。もし周りが英語に興味がない人ばかりだったら、自分もこれほど英語に力を入れなかったかもしれないという立山さんの述懐は、非常に示唆的です。さらに立山さんは、言語学習の楽しさは、自分の思考が言語に合わせて少し変わり違う見方ができるようになることとも述べます。「たとえ内容が理解できなくても英語に触れてみると、そこから興味が出てきますし、慣れてもきます」とも語る立山さんのインタビューから多くを学んでください。

(2022/10/24に日本語でインタビューを実施)

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藤本大士さん(教育学研究科・学振PD)(2022/9/13に日本語でインタビュー:約9,400文字)

「留学は、時期が遅いと思っても、行きたいと思った時に行って、その時にしっかり頑張って勉強すれば良いと思います」

医学史を研究している藤本さんは資料調査のために渡米・留学し、国際学会での発表や英語論文の公刊も積極的に行っています。しかしそんな藤本さんの初めての本格的な留学は博士後期課程2年目のことでした。「留学するには遅いのでは」と迷っている人に藤本さんは、行きたいと思った時に行って頑張って勉強することを勧めます。“It's never too late to learn.”といったところでしょうか。同時に藤本さんは小さな体験を積み重ねることの重要性も指摘します。海外旅行であれ、外国人同士で言語学習を助け合うランゲージ・エクスチェンジであれ、論文執筆であれ、少しずつの蓄積が力になることを説きます。早稲田大学・東京大学・イェール大学・ハーバード大学での学びも経験した藤本さんのお話をぜひお読みください。

(2022/9/13に日本語でインタビューを実施)

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小見山陽介先生(工学研究科・講師)(2022/7/11に日本語でインタビューを実施:約9,500文字)

「人生は予定どおりにいかないからこそ、たどり着ける着地点もあります」

ロンドンの設計事務所で7年間の勤務経験ももつ小見山陽介先生は、国際ワークショップの開催、留学生の積極的受け入れ、産学連携など、国境を超えた活動を多彩に展開されています。しかしそんな小見山先生が海外に出るきっかけとなったのは、実は大学院で第1志望の研究室に入れなかったことでした。豊富な経験をもつ小見山先生が語る、英語と日本語での思考様式の違い、思考と言語の関係、在英時代の涙、多様性の重要性などのお話からぜひ多くのことを学んでください。

(2022/7/11に日本語でインタビューを実施)

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瀧川佳孝さん(理学部・2回生)(2022/9/15に日本語でインタビューを実施:約7,400文字)

「自分がしゃべってもまともに取り合ってもらえなくて、言語の壁をすごく感じました」

京都大学サマープログラムは、京大の協定校から海外留学生を招いて、京大生と一緒に講義を受けてもらい、ディスカッションや日本文化体験を共有するイベントです。2回生としての瀧川さんはそのプログラムの運営者としてディスカッションなどを統括しましたが、1回生の時に参加した時は聞き取りが不十分で悔しい思いをしました。瀧川さんは、自分の英語力不足についての悔しさを高校生時代にも経験していますが、そんな挫折感が英語学習のモチベーションになると言います。リスニング力を中心に着々と英語力を自学自習で上げている瀧川さんのお話をどうぞお読みください。字幕に頼るとリスニング力が向上しないという点も重要です。

(2022/9/15に日本語でインタビューを実施)

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柳島大輝先生(理学研究科・助教)(2020/8/24に日本語でインタビューを実施:約9,800文字)

「自分が多様な経験をしてさまざまな視点を取り入れているかを、常に自分で問う姿勢が必要です」

東京で生まれ、3歳から18歳までニュージーランドで育ち、大学時代(学部・修士課程・博士課程)はケンブリッジ大学で学位を取得された柳島先生は、ご自身を "dual native" であると表現されます。Bilingualでbiculturalでもある柳島先生は、「英語のプレゼンと日本語のプレゼンは全く違うと考えてもいい」、「日本語で全部書いてそれをDeepLに入れて英語にすれば論文が完成するわけではない」とお考えです。情報を正しく理解するためには、自分の認識を多様化し、それぞれの認識の特徴を理解して、他者の視点を理解することが重要ともお説きになります。他方、大量の論文を読むためには、機械を使って英語論文を日本語翻訳して読むことも有効とのご意見ですし、外国語の力をつけるためにはまず母国語の力を高めることが重要ともお考えです。柳島先生の貴重な見解からぜひ多くを学んでください。

(2022/8/24に日本語でインタビューを実施)

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安留健嗣さん(理学研究科・博士課程)(2022/8/24に日本語でインタビューを実施:約9,900文字)

「英語はツールであり、ツール以上のものです」

早稲田大学の英文学専攻で一度大学を卒業した後、京都大学理学部に入学し理学研究科の博士課程で物理学を研究する安留さんのことばは、非常に含蓄のあるものです。

・英語はツールであり、ツール以上のものである。

・英語をツールとして使うだけでは、インパクトを与えたり友情を築いたりすることは難しい。

・ツール以上としての英語をマスターするためには英語文化をよく理解しなければならない。

・人は言語で、情報だけでなく感情も伝える。

・英語で感情のやり取りができるようになるためには、何より自ら英語を使う経験を積まねばならない。

・京都大学には英語で語り合うさまざまな集まりがある。

・学部生のうちに英語で何らかの挫折をしておくことは大切。

・英語力を伸ばす最大の原動力は、自分の力のなさを自覚すること。

この他にもさまざまな安留さんの知恵がちりばめられたインタビューをぜひお読みください。

(2022/8/24に日本語でインタビューを実施)

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南谷奉良先生(文学研究科・准教授)(2022/8/3に日本語でインタビューを実施:約8,500文字)

「同調ばかりを求めていると、世界を広げる他者の声が入りにくくなります」


ジェイムズ・ジョイスを研究する南谷先生は、ジョイス研究の本丸ともいえるJames Joyce Quarterlyで論文を出版するような研究を続けながら、一般人を対象とした講座でもジョイスの面白さを伝えています。そんな南谷先生は、英語論文を書く際のコロケーションやロジックの重要性について語ります。英語から日本語への翻訳については、日本語としてすらりと訳せない「ノイズ」が翻訳に残ることも重要だと説きます。南谷先生が強調するのは、人が自分の言語だけに自分を閉じ込めてしまうことです。自分の世界を広げてくれる他者の声を聞くために、外国語や文学などのことばに耳を開き、そして実際の世界も体験してほしいと南谷先生は訴えます。

(2022/8/3に日本語でインタビューを実施)

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森江建斗さん(人間・環境学研究科・博士課程2年)(2022/7/22に日本語でインタビューを実施:約10,500文字)

「「伝わる」経験から、英語も研究ももっと楽しくなる」



京大で学士号を得た後、London School of Economicsと京大で修士号を取得し、現在、人間・環境学研究科博士課程に在籍して歴史研究を行っている森江さんは、海外の学会で頻繁に発表しています。しかし、大学に入るまで顕著な海外経験などはありませんでした。入学後、地道な英語のコミュニケーションからはじめ、短期海外滞在、海外インターンシップ、サマースクールと英語で「伝える」経験を積み重ね、オランダへの交換留学や英国での修士課程留学を経験しました。「伝わる」経験から、英語も研究ももっと楽しくなる。そんな森江さんは、非常に実用的な助言もくださいます。身近な機会で「伝わる」経験を積み重ねる、大学などの海外プログラムへの積極的な参加、ライティングセンターの徹底活用、モチベーションの保ち方、などなどです。

(2022/7/22に日本語でインタビューを実施)

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本多充先生(工学研究科・教授)(2022/7/19に日本語でインタビューを実施;約10,900文字)

「研究者同士が英語で語る際に、スマホを経由して話すわけにはいきません」



研究のご専門である核融合プラズマの分野では国際的な活躍をし、教育・行政上の貢献では工学基盤教育研究センターで海外との関わりや英語に関わるさまざまな業務を行っている本多先生はまさにスーパーマン的な活躍をされています。研究者として英語が不可欠であることを熟知している本多先生は、最近の学生さんがAI技術に頼って英語を処理していることを懸念しています。研究は研究者同士の人と人との関わり合いがベースなので、その基盤を機械に代行させようとすることは危険だと考えています。他方、本多先生は日本語講義の自動音声認識と字幕表示(日本語・英語翻訳)を提供するプロジェクトにも関わり、AI技術の可能性も信じています。さまざまな分野で最先端を走る本多先生のお話から多くのことを学んでください。

(2022/7/19に日本語でインタビューを実施)

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黒澤隆文先生(経済学研究科・教授)(2021/9/28に日本語でインタビューを実施:約9,400文字)

「社会変化を踏まえ、自分のスキルへ投資する」



経済史・経営史、経済政策論がご専門の黒澤隆文先生は、以前は英語・ドイツ語・フランス語を駆使しながらもどちらかといえば日本語圏中心で研究活動をされていましたが、2010年ぐらいから研究スタイルが変わりました。今は、オックスフォード大学出版局のハンドブックの編集をするなど、英語を使った研究活動が増え、ネットワークも世界的になっています。そんな黒澤先生は、学生の皆さんに、時代の変化を踏まえた自己投資としての学びを勧めます。



(2021/9/28に日本語でインタビューを実施)

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米田奈生さん(工学研究科・博士後期課程3年)(2022/2/15に日本語でインタビューを実施:約7,900文字)

「自由を活かして、大学生活でいろいろ挑戦してみることが大事だと思います」



数々の国際学会発表を終え、先日博士論文を英語で執筆し終えたばかりの米田さんは、小さいときに海外滞在をしたことも、特別な英語教育を受けたこともありません。「自分自身がすごく英語ができると思った記憶はあまりない」とも語ります。しかし、米田さんは中高の頃から身近なチャンスを積極的に活かして英語を学び、大学でも選択科目の英語を(時に卒業要件にならなくても)受講して着実に英語力をつけました。“Don’t be afraid of making mistakes. Let’s communicate in English.”は常套句ですが、米田さんの口から聞くと重みがあります。自分の英語力が完璧になる日など来ないことからしますと、米田さんのように「自分の英語力は十分ではないが、それでも何とかなるも思えました」と感じる経験を重ねてゆくことは重要です。

(2022/2/15にインタビューを実施)

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古田晴香さん(薬学研究科・博士課程3年)(2022/1/7に日本語でインタビューを実施:約7,100文字)

「パラグラフライティングの原則は、プレゼンテーションにも論文読解にも役立ちます」



薬学部で6年間の学部生活を終え薬学研究科の博士課程に進学した古田さんは、学部時代は医学部ESS (English Speaking Society) に所属したり、海外でのプログラムに参加したりして英語の学びを充実させました。ESSのスピーチ活動ではパラグラフライティングの原則を徹底的に学び、それが大学院生活でのプレゼンテーションや英語論文速読にも役立っています。海外プログラムへの参加は、大学院時代にも続け、そこでの経験や出会いから、自分もチャンスがあれば国際的な活躍ができる人材になりたいと思うようになりました。

(2022/1/7にインタビューを実施)

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北川 裕貴 さん(人間・環境学研究科・博士課程後期3年)(2021/9/16に日本語でインタビューを実施:約7,700文字)

「英語論文では論理的な構成が大切です」


人間・環境学研究科で相関環境学専攻の博士課程後期に在籍する北川さん(日本学術振興会特別研究員DC1)は、すでに国際誌に何本も論文を公刊している若き俊英です。このインタビューでは北川さんが論文執筆と学会発表のコツなどを語ってくれます。しかし、そんな北川さんも、4回生になって研究室に配属されるまでは、これほど英語が必要になるとは思っていなかったそうです。北川さんのお話からどうぞさまざまなことを学んでください。

(2021/9/16に日本語でインタビューを実施)

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森 和俊 先生(理学研究科・教授)(2021/9/14に理学部1号館小会議室でインタビューを実施:動画約33分)

「アカデミアの世界に行くと、ポジションを取るときには、最後はプレゼン勝負になります」

ノーベル医学・生理学賞の候補者としても有名な理学研究科の森和俊教授は、「分子生物学を学びたい」という思いから工学部から薬学部に転部し、一度は得た職もなげうってアメリカに渡ります。その後、ある国際会議でポスター発表の優秀評価を3回連続で得たのちに、招待講演を受けるようになり、世界的な活躍を始めます。このインタビューでは、字幕付き動画で森教授の語りを直接に聞くことができます。

(2021/9/14にインタビューを実施)

日本語字幕付きインタビュー動画を見る ]
英語字幕付きインタビュー動画を見る ]

村山 陽奈子 さん (理学研究科・博士課程後期3年)(2021/8/26に日本語でインタビューを実施:約13,000文字)

「言語能力だけがコミュニケーション能力ではありません」


第13回京都大学たちばな賞を受賞し、MITにも1年間滞在した村山さんは新進気鋭の研究者です。インタビュー時点では、理学研究科の物理学第1教室の博士課程3回生として精力的に研究を進めています。村山さんにとって、研究で英語を使用することは当たり前ですが、英語能力よりも大切なのは、専門知識であり他人を思いやれる心ではないかと語ります。

(2021/8/26に日本語でインタビューを実施)

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飛田 美和 さん(工学研究科・修士課程2年)(2021/8/25に日本語でインタビューを実施:約11,000文字)

「英語はゴールではなくツール」


工学研究科電気工学専攻の修士課程在籍中 (M2) の飛田さんには、特に留学や海外居住経験があるわけでもありません。それでも学部生時代から、積極的に国内開催の国際学会に参加したりして、自然に英語に親しみました。また大学院進学と同時に、日頃の読書も英語での読書に変えました。英語でのポスター発表を発表した時に、アメリカの研究者から「君は面白そうだね。大学院に来ないか」とも誘われた飛田さんのお話をぜひお読みください。

(2021/8/25に日本語でインタビューを実施)

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A.K.さん(農学研究科・修士課程1年)(2021/8/6に英語でインタビューを実施:約7,000文字)

「重要なのはコミュニケーションであり、英語を話すこと自体ではありません」

大学院農学研究科修士課程のA.K.さんが、留学生との研究室生活や台湾への留学計画について語ってくれました。学部1年生のときに英語話者のILASセミナー教員の研究室に入ったときのエピソードも紹介してくれます。完璧な英語を話そうとするのは逆効果になるかもしれないとも指摘するA.K.さんのエピソードをぜひお読みください。

(インタビューはZoomを使って英語で2021/08/06に実施)

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安藤 幸 先生 (教育学研究科・講師)(2021/7/16に日本語でインタビューを実施:約23,000文字)

「英語はツール。機会があったら、まずは使ってみよう」

学部のダブルディグリー・プログラムで渡米し、米国で修士号と博士号を取得した後に大学で職を得た安藤先生は、その16年間の米国生活を終え、日本に帰国し日本の大学で職を得ます。インタビューでは、そんな安藤先生の異文化体験や英語に対する考えが披露されます。

(2021/7/16に日本語でインタビューを実施)

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