アラビア語コースの目的とカリキュラム(初級)

アラビア語は、世界で3億人以上の人々によって話されている、話者人口では世界第4位のメジャー言語であり、地理的には、西アジアから北アフリカまで、二大陸にまたがる広域言語です。歴史的には、世界の先進文明であったイスラーム文明の共通語であり、現代的には、18億人が信仰するイスラームの聖典の言語です。そのようなアラビア語を教養・共通科目として学ぶことは、私たちの思考を規定している自文化中心主義と西洋中心主義を相対化し、私たちが生きるこの世界を、歴史的かつ同時代的に、よりダイナミックなパースペクティヴにおいて認識するための視点を手に入れ、それを深めることにつながります。

アラビア語コースは、アラブ・中東・イスラーム世界で人々によって “生きられている” アラビア語を、私たち自身の舌とからだで体験し、その内在的論理の一端を私たち自身が実際に生きてみることを通して、私たちの世界認識と歴史認識を深めることを目的としています。

アラビア語初級カリキュラム