E3科目の新コース「アクティブリスニング」(2022/09/26)
E3科目の新コース「アクティブリスニング」(2022/09/26)
E3科目の「アクティブリスニング」は、リスニングの際に英単語を正確に聞き取ることや、長時間ナチュラルスピードの英語を聞き続けることに困難を抱える人のために新設されました。短文であっても聞き取りがままならないのは、英語の音声的特徴を十分に会得していないからでしょう。長文の聞き取りになると急に太刀打ちできなくなるのであれば、学習用に用意された音源ではない生の英語を処理するだけのリスニング理解速度や文脈予知能力にさらなる磨きが必要でしょう。「アクティブリスニング」を受講して、英語を聞き取るコツを掴み、聞き取りの際の負担を軽減しましょう。この授業では、小さな音の単位を識別することから始めるボトムアップ・アプローチと、背景知識を使って文章を理解するトップダウン・アプローチを用いて指導します。講師は、2022年度後期が吉田亞矢、2023年度前期・後期が柳瀬陽介です。「アクティブリスニング」は、リスニング力を高めて、積極的に英語を使うようになりたい方を歓迎します。
追伸
2022年度後期は、全員の受講を受け入れることができず大変申し訳ございませんでした。受講できなかった皆さん、下のサイトなども利用して自分のリスニング力を高めてください。
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英語音声の特徴:口語英語の音声変化
https://www.i-arrc.k.kyoto-u.ac.jp/english/soundfeatures
英語リスニング力を向上させるために
https://www.i-arrc.k.kyoto-u.ac.jp/english/tips/contents_jp#frame-322
英語学習相談FAQ:リスニング
https://www.i-arrc.k.kyoto-u.ac.jp/english/consultation_jp_FAQ#frame-493
自らの学びの主人公になってください (2022/04/07)
自らの学びの主人公になってください (2022/04/07)
新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。私たち、英語教育部門(DELE) のメンバーは、「自律的言語学習を促進し、優れた学術英語のユーザーを育てる」という使命をもっています。この中で注目してもらいたいポイントは「自律的学習」と「ユーザー」です。つまり皆さんは自らの学びの主人公だということです。
たしかに授業では、教員の指示に従い、教員からの評価を受けます。しかし、授業は皆さんの成長の踏み台に過ぎません。英語力の向上でどのように人生が豊かになるか考えてみてください。授業をより実りあるものにするアイデアがあればぜひ教員と話し合ってください。そしてより重要なことは、教室を超えて、自分の生活の中で英語を学ぶ習慣をつけることです。それが自律的学習です。
教室を超えた英語の学びは、皆さんが独自の英語のユーザーになることにつながります。皆さんの語彙力や文法力があれば、実はかなり英語を使うことができます。単位のためだけでなく、自分の人生のためにもっと英語を学ぶうちに、皆さんの視野も広がってくるでしょう。新たな視野はこれまで知らなかった喜びや驚きをもたらしてくれるはずです。どうぞ自分の人生を豊かにするために英語を使ってください。
この英語教育部門ウェブサイトは、皆さんの自律的学習を支援し、皆さんが英語学習者から英語ユーザーになる手伝いをします。
授業で出されるリスニング課題を苦手とするなら「英語音声の特徴」や「英語リスニング力を向上させるために」をお読みください。英語学習に戸惑うなら「英語学習相談:よくある質問」を読んだ上で「英語学習相談」から個人相談を申し込んでください。
英語ユーザーになることについて具体的イメージを知りたいなら「京都大学自律的英語ユーザーへのインタビュー」をお読みください。自分でどんどん英語の学習と使用を楽しむためには「ウェブ・アプリのデータベース」をご活用ください。そもそも昼休みに友人と英語を話すことで英語力をつけることもできます。(「課外教育部門のサイト」)
もし「こんな記事が欲しい」という要望や提案があれば、ぜひ私たちに知らせてください。
繰り返します。皆さんが学びの主人公になってください。積極的に行動し、英語を使い、自らの進歩の価値を認めてください。そしてもっとも大切なことですが、それらの過程を楽しんでください。授業は皆さんの自己教育の一過程にすぎません。ぜひ自律的学習の習慣を身につけ、英語ユーザーになってください。日本語生活圏を超えた世界が皆さんを待っています。
チラシはここからダウンロードできます。ご自由にお使いください。
英語教育部門のウェブページへようこそ(2021/09/01)
英語教育部門のウェブページへようこそ(2021/09/01)
このウェブページは、英語教育部門の業務の一貫として、京都大学の学生にとって有益だと思われる情報を提供します。情報の選択は、英語教育部門の使命に基づいています。すなわち、自律的言語学習を促進し、優れた学術英語の使い手を育てることです。
下に掲載しましたのは、国際高等教育院・附属国際学術言語教育センター(i-ARRC) 委員長によって、私(柳瀬)が英語教育部門長に指名された際の挨拶文です(2022年5月27日)。部門長としての私の考えを示すために掲載しました。
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国際学術言語教育センター英語教育部門は、京都大学の一組織として、能う限りの高い水準の仕事を目指す義務を負います。そのために、現実主義と理想主義の両立を目指します。目の前の業務を確実に遂行する持続可能性を保ちつつ、他部局と連携して業務を社会の変化に合わせて改善し発展させます。交感神経系と副交感神経系が連動するように、ワークライフバランスを大切にして新たな挑戦に立ち向かいます。バーンアウトも自己満足も退けて「持続可能な発展」を志向します。この pragmatic なアローチは容易ではないかもしれませんが、英語教育部門のメンバーは優秀です。互いに耳を傾け、コミュニケーションを大切にして協働します。