Lektion 4
Lektion 4
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人称代名詞 人称代名詞表 再帰代名詞 再帰代名詞表 4格の再帰代名詞 3格の再帰代名詞 再帰表現しかないもの 特定の前置詞と結びつくもの 前置詞の融合形 練習問題 小テスト
ウォーミングアップ:下線部を埋めなさい。[答え]
- ner_ös:神経質な
Bei Prüfungen bin ich immer sehr ner_ös. 試験になるとわたしはいつもとても神経質だ - m_ndestens:少なくとも
Bitte kommen Sie m_ndestens eine Stunde vor Abflug zum Flughafen. フライトの少なくとも一時間前には空港に来てください - woh_r:どこから
Woh_r wissen Sie das? どうしてあなたがそれを知ってるのですか - meh_:より多くの
Dieses Auto kostet 1.000 Euro meh_ als das andere. この自動車は他よりも千ユーロ余計に費用がかかる
1. 人称代名詞 2. 再帰代名詞
1人称 | 2人称 | 3人称 | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
親称 | 敬称 | 男性 | 女性 | 中性 | |||
わたし(たち) | 君(たち) | あなた(たち) | 彼 | 彼女 | それ | ||
単数 | 1格 | ich | du | Sie | er | sie | es |
2格 | (meiner) | (deiner) | (Ihrer) | (seiner) | (ihrer) | (seiner) | |
3格 | mir | dir | Ihnen | ihm | ihr | ihm | |
4格 | mich | dich | Sie | ihn | sie | es | |
複数 | 1格 | wir | ihr | Sie | sie | ||
2格 | (unser) | (euer) | (Ihrer) | (ihrer) | |||
3格 | uns | euch | Ihnen | ihnen | |||
4格 | uns | euch | Sie | sie |
1人称・2人称・3人称、そして単数および複数からなり、四つの格がある。
2格に所有の意味はなく(所有は第2課であつかった「所有形容詞」で表わす)、後述する2格支配の前置詞や形容詞・動詞とともに用いられる。
- <文例>
- Da ist ein Kugelschreiber. Er ist ganz neu. そこにボールペンがある。それは全くの新品だ
- Klaus trägt eine Uhr. Sie ist ein Geburtstagsgeschenk. クラウスは時計を身に付けている。それは誕生日プレゼントだ
- Hier steht ein Fahrrad. Es gehört meinem Bruder. ここに自転車がある。それはわたしの兄(弟)のだ。
なお、3格と4格とが並ぶ場合、名詞どうしなら原則として3格/4格の順で、双方が人称代名詞なら4格/3格の順となる。
- Peter zeigt seiner Freundin3 das Zimmer4. ペーターは恋人に部屋を見せる
- Peter zeigt es4 ihr3. ペーターは彼女にそれを見せる
また、名詞と代名詞なら、人称代名詞/名詞の順となる。
- Peter zeigt ihr3 das Zimmer4. ペーターは彼女に部屋を見せる
- Peter zeigt es4 seiner Freundin3. ペーターは恋人にそれを見せる
- <注意>人を表わす名詞が中性だと、中性3人称代名詞を用いることもある。
- Da kommt ein Mädchenn. Es(Sie) ist meine Nichte. あっちから女の子が来る。あれはわたしの姪だ
2. 再帰代名詞 1. 人称代名詞
文の主語と同じものを表す代名詞のことで、簡単にいえば、日本語の「自分に、自分を」に相当する表現である。
例えば、鏡の前に立って「わたしはわたしを見る」という場合の「わたしを」に相当する語。ドイツ語では „Ich sehe mich.“ 「君は君自身を見る」は „Du siehst dich.“
1・2人称では人称代名詞が再帰代名詞として使われる。
しかし、3人称では事情が異なる。„Er sieht ihn.“ は「彼は自身を見る」の意味にならず、「彼は(自分とは異なる)彼を見る」の意味になってしまうからである。そのために、3人称と敬称2人称ではsichという語が再帰代名詞として使われる。「彼は自身を見る」は „Er sieht sich.“ となる。
再帰代名詞は3格と4格しかなく、次のように格変化する。
1格 | ich | wir | du | ihr | er/sie/es | sie | Sie |
---|---|---|---|---|---|---|---|
3格 | mir | uns | dir | euch | sich | sich | sich |
4格 | mich | uns | dich | euch | sich | sich | sich |
再帰代名詞 | 人称代名詞 |
---|---|
Ich sehe mich.(わたしは自分を見る) | Du siehst mich.(君はわたしを見る) |
Er spricht von sich.(彼は自分について語る) | Er spricht von ihm.(彼は彼について語る) |
再帰代名詞と結びつきが強く、再帰代名詞を目的語とする動詞があり、再帰動詞と呼ばれる。
しかし、再帰動詞の用法しかない純粋な再帰動詞はごく少数で、ほとんどの再帰動詞は普通の動詞が再帰代名詞を目的語にとり、再帰的に使われたものである。
再帰動詞には3格の再帰代名詞をとるもの(少数)と4格の再帰代名詞をとるものがある。主語が変わるとそれに応じて再帰代名詞も変化することを忘れないようにしよう。
主語 | 助動詞 | 再帰代名詞 | 過去分詞 |
---|---|---|---|
Ich | habe | mich | erkältet. |
Du | hast | dich | |
Er | hat | sich | |
Wir | haben | uns | |
Ihr | habt | euch | |
Sie | haben | sich |
- 4格の再帰代名詞をとるもの
4格の目的語をとる他動詞が再帰代名詞を目的語にとり、再帰動詞として使われた場合、次のように動詞の意味が変化します。- 他動詞が自動詞的になる
- Ich setze das Kind auf den Stuhl.(わたしはその子を椅子に座らせる)【他動詞】
- Ich setzte mich auf den Stuhl.(わたしは椅子に座る)【再帰動詞】
- Das freut mich.(それはわたしを喜ばせる、それはありがたい)【他動詞】
- Ich freue mich auf die Winterferien.(わたしは冬休みを楽しみにしている)【再帰動詞】
- 受動的もしくは自動的になる
- Die Tür öffnet sich.(ドアが開く)
- 相互代名詞としても用いられる(主語が複数の場合)
- Wir verstehen uns gut.(わたしたちは良く理解しあっている)
- Sie helfen sich.(彼らは互いに助け合う)
- 他動詞が自動詞的になる
- 3格の再帰代名詞をとるもの
- Das bildest du dir nur ein.(君がそう思い込んでいるにすぎない)sich3 et.4 einbilden
- Ich kann mir so etwas nicht vorstellen.(そんなことはわたしには想像できない)sich3 et.4 vorstellen
次の動詞も3格の再帰代名詞とともに用いられ、よく使われる表現。このsichは「誰の(手・顔・歯・髪 )」を表わし、所有の3格と言われる。
- Ich wasche mir die Hände(das Gesicht, die Haare).(わたしは自分の手(顔、髪)を洗う)
- Du putzt dir die Zähne.(君は歯を磨く)
- 再帰動詞の用法しかないもの
- Hast du dich erkältet?(風邪をひいたのかい)
- sich4 beeilen「急ぐ」
- sich4 verspäten「遅れる」
- 特定の前置詞と結びつくもの
- sich4 an et.4 gewöhnen「〜に慣れる」
Er kann sich nicht an das Essen gewöhnen.(彼は食事に慣れることができない) - sich4 für et.4 interessieren「〜に興味がある」
Interessieren Sie sich für Jazz?(あなたはジャズに興味がありますか) - sich4 auf et.4 freuen「〜(未来のこと)を楽しみにしている」
Freust du dich auf die Reise?(旅行を楽しみにしていますか) - sich4 über et.4 freuen「(現実のこと)を喜ぶ」
Wir freuen uns über deinen Erfolg.(わたしたちは君の成功に喜んでいる)
- sich4 an et.4 gewöhnen「〜に慣れる」
前置詞と人称代名詞・疑問詞の融合形と使われることが多い。
a) 前置詞と人称代名詞の融合形
人称代名詞が<人>ではなく、<事物>を指し、前置詞と共に使われるとき、da+前置詞(前置詞が母音で始まる時は、dar+前置詞)になる。
- Warten Sie auf den Bus? Ja, ich warte darauf. バスを待っているのですか。ええ、バスを待っています
- Warten Sie auf Ihre Frau? Ja, ich warte auf sie. 奥様をお待ちですか。ええ、妻を待っています
b) 疑問代名詞wasが前置詞とともに用いられるときは、wo[r]+前置詞の形になる。
- Woran denkst du? Denkst du an den Urlaub? 何を考えているの。休暇のことを考えているの
- An wen denkst du? Denkst du an deine Freundin? 誰のことを考えているの。ガールフレンドのことを考えているの
c) 再帰動詞とともに
- Ich ärgere mich darüber. わたしはそのことに腹を立てている
- Wofür interessieren Sie sich? Ich interessiere mich für den Umweltschutz. 何に関心をお持ちですか。わたしは環境保護に関心をもっています
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